ICタグを導入する前は、感染性廃棄物の処理がひとつひとつ確実に行われたことを確認することができませんでした。
そのため、運搬や処理ミス、不正処理や不法投棄が行われてもわからない可能性があったのです。
それを解消したのが感染性廃棄物個別追跡管理システムなのです。
さらに焼却炉投入前にもまた読み取り作業を行います。
以上のように三度にわたり、データを読み取ります。
データは東京都環境整備公社管理サーバーと照合確認を行います。
照合確認を行ったことにより、確実に廃棄物が処理されたことを証明・記録します。
それによって不法投棄のリスクを確実に減らすことができるのです。
また、日本産業廃棄物処理振興センターが運営する「電子マニフェスト」とも連携をしています。
紙マニフェストによる事務作業が不要になりますので医療関係機関にとっては大きなメリットとなることでしょう。
追跡管理システムの場合は、マニフェストの交付や処理はシステム上で行うことができます。
システム化をすることによってマニフェストの交付状況について東京都への報告が不要なるのです。
システムが行うことは、「マニフェスト交付」「処理終了確認」「マニフェスト保存」「帳簿作成」「マニフェスト交付状況報告」です。
以上をシステム化することによって事務処理が大幅に軽減できるのです。