感染性廃棄物個別追跡管理システム

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感染性廃棄物個別追跡管理システムとは、感染性廃棄物が確実に処理施設に運搬されて、処理されたことを確認するため、ICタグを使って、感染性廃棄物を容器ごとに追跡できるシステムのことです。

ICタグを導入する前は、感染性廃棄物の処理がひとつひとつ確実に行われたことを確認することができませんでした。
そのため、運搬や処理ミス、不正処理や不法投棄が行われてもわからない可能性があったのです。
それを解消したのが感染性廃棄物個別追跡管理システムなのです。

追跡管理システムの流れ

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管理システムの流れとしてまずは、ICタグを容器の裏面に貼り付けます。
その後に搬出前に容器の計量とタグの読み取り作業を行います。
車両に積み込み、運搬しましたら中間処理施設で搬入する時にまた読み取り作業を行います。

さらに焼却炉投入前にもまた読み取り作業を行います。
以上のように三度にわたり、データを読み取ります。
データは東京都環境整備公社管理サーバーと照合確認を行います。

照合確認を行ったことにより、確実に廃棄物が処理されたことを証明・記録します。
それによって不法投棄のリスクを確実に減らすことができるのです。
また、日本産業廃棄物処理振興センターが運営する「電子マニフェスト」とも連携をしています。

紙マニフェストによる事務作業が不要になりますので医療関係機関にとっては大きなメリットとなることでしょう。

追跡管理システムのメリット

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追跡管理システムを導入することによって、廃棄物処理の履歴を容器毎に確認することが可能になります。
また、電子マニフェストと連動しておりますので紙マニフェストと違って事務処理が大幅に軽減できるというメリットがあります。

追跡管理システムの場合は、マニフェストの交付や処理はシステム上で行うことができます。
システム化をすることによってマニフェストの交付状況について東京都への報告が不要なるのです。
システムが行うことは、「マニフェスト交付」「処理終了確認」「マニフェスト保存」「帳簿作成」「マニフェスト交付状況報告」です。

以上をシステム化することによって事務処理が大幅に軽減できるのです。

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